医療法人 作塚 杉浦クリニック

碧南市の内科,外科,消化器科,皮膚科,肛門科,リハビリテーション科 作塚杉浦クリニック

〒447-0874 愛知県碧南市作塚町3-10
TEL 0566-42-5327

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病診連携、在宅医療、特別養護老人ホームについて

病診連携

 最近の医学の発達、病気の多様化に合わせて病院と診療所がいろいろな面で協力して患者さんの治療にあたる、いわゆる「病診連携」は不可欠なものとなっています。
 診療所で対応できる病気については診療所で、入院、手術などが必要な患者さんについては病院にお願いするという体制が患者さんにとって一番大切なことだと思います。
 日常の診療、あるいは健康診断をしていく中で緊急に治療、入院が必要な患者さん(肺炎、心筋梗塞、脳梗塞、骨折など)あるいは高度な検査(当クリニックにはないCT、MRI、血管撮影、マンモグラフィー、大腸カメラ、心エコーなど)、当クリニックを受診されたのですが本当は他科〈泌尿器科、婦人科、小児科、脳外科、精神科、耳鼻科、眼科など〉での診察が必要な場合はなるべく早く専門医師に紹介するようにしています。

 各地域の市民病院には予約制度もあり、なるべく患者さんの都合に合わせて予約を取ったり、緊急治療が必要な場合にはこちらの情報を添付した紹介状を書くなど配慮しています。
 そして、本院で診断した手術が必要な疾患(各種がん、ヘルニア、虫垂炎、骨折など)についてはそれぞれ専門医に紹介状に資料を添付して紹介しています。
 昨年〈平成18年度〉1年間では述べ305人の紹介をしています。内訳としてはいわゆる中核病院に201人〈大人160人、14歳以下41人〉、その他の地域の病院、診療所に104人(大人102人、14歳以下2人)を紹介しました。

 305人をもう少し詳しく見ると、治療、入院目的が89人、検査依頼が196人そして手術目的が20人と検査依頼が多くなっているのが分かります。
治療、入院目的の89人のうち中核病院へは70人〈大人33人、14歳以下37人〉その他の地域の病院、診療所へは19人(大人のみ)を紹介しています。中核病院への子どもの入院依頼〔主に肺炎など緊急を要するもの〕が多くなっている現状が分かります。

 検査依頼では合計196人中、中核病院に114人、その他の地域の病院、診療所が82人となっています。内訳は中核病院への114人中大人が110人,14歳以下4人と中核病院への検査依頼では圧倒的に大人が多い事が分かります。これは主にCT,MRIなど本院にない検査依頼が多い事が主な理由と思われます。また他の地域の病院、診療所への検査依頼は82人で、大人が80人、14歳以下は2人となっています。大人の検査依頼はほとんどが大腸カメラの依頼です。最近の大腸がんの増加により便潜血検査をする症例が多くなり、そのうち陽性者には大腸カメラをお願いしている事から件数が増えたものと思っています。

 最後に本院で見つけた手術症例は18年度では20人で、内訳はがん症例が12人、ヘルニア3人、痔核3人、形成外科2人となっています。がん症例では乳癌が5人、肺がん2人、胃がん2人、大腸がん2人、甲状腺がん1人であり、それぞれ専門医に紹介し手術していただきました。このように1年に約300例を紹介していますが、これも病診連携がうまくいっているからできることと感謝しています。

 

在宅医療と特別養護老人ホーム

高齢化が進むにつれて、在宅あるいは施設〈特別養護老人ホーム、老人保健施設など〉での療養を必要とする患者さんが多くなってきています。
 ずっと外来で診療していた患者さんが在宅となったり、あるいは病院での長期入院(特に脳梗塞、脳出血、骨折などの後)となっていた患者さんが在宅療養となった場合の管理を任される事も多くなってきました。

 開院以来ずっと在宅医療をやってきましたが、最近では最後まで在宅での療養(在宅死)を希望されるケースも多くなってきているという事実もあります。
 もちろんこのような在宅療養患者さんへの対応には訪問看護ステーションをはじめとするいろいろな部門の人達との連携が絶対不可欠であり、市内あるいは市外の各部門の皆様に全面的な協力、連携をお願いしています。

 しかし、在宅医療を必要とする患者さんの増加、それにも増して核家族化が進み、家庭内での介護が十分できないケースも増加してきているのも現状です。
 場合によっては施設への入所も本人、家族にとって必要になってくるケースも増えてきています。そこで平成17年4月に碧南市川口町に特別養護老人ホーム「川口結いの家」を同じ市内の医師そして私の診療所がお願いしている調剤薬局の先生と3人で立ち上げました。
 規模は特別養護老人施設が100床、ショートが20床、グループホームが9床、デイサービスが30名、生活支援ハウスが10床でこれに居宅介護支援事務所、在宅介護支援センターを併設したものですが、3年目になってやっと軌道に乗ってきた状態です。
 これで在宅療養が必要な患者さんは在宅で、在宅療養が困難な患者さんは施設で介護させていただくという体制ができつつあるものと考えています。

 今後とも在宅医療、あるいは施設入所が必要な患者さんが増えてくることと思いますが、
地域の医療のためにもがんばっていこうと思っておりますのでご相談いただければ幸いです。