作塚杉浦クリニック | 碧南市作塚町の内科、外科、消化器内科、皮膚科、肛門外科、リハビリテーション科

病診連携

最近の医学の発達、病気の多様化に合わせて病院と診療所がいろいろな面で協力して患者さまの治療にあたる、いわゆる「病診連携」は不可欠なものとなっています。
診療所で対応できる病気については診療所で、入院、手術などが必要な患者さまについては病院にお願いするという体制が患者さまにとって大切なことだと思います。
日常の診療、あるいは健康診断をしていく中で緊急に治療、入院が必要な患者さま(肺炎、心筋梗塞、脳梗塞、骨折など)あるいは専門的な検査(当クリニックにはないコンピューター断層撮影(CT)、MRI、血管撮影、マンモグラフィー、大腸カメラ、心エコーなど)、当クリニックを受診されたのですが本当は他科(泌尿器科、婦人科、小児科、脳神経外科、精神科、耳鼻いんこう科、眼科など)での診察が必要な場合はなるべく早く、提携している医師・病院に紹介するようにしています。

各地域の市民病院には予約制度もあり、なるべく患者さまの都合に合わせて予約を取ったり、緊急治療が必要な場合にはこちらの情報を添付した紹介状を書くなど配慮しています。
そして、当クリニックで診断した手術が必要な疾患(各種がん、ヘルニア、虫垂炎、骨折など)についてはそれぞれの連携病院・医師に、紹介状に資料を添付して紹介しています。
2020年度、1年間では述べ305人の紹介をしています。内訳としてはいわゆる中核病院に201人(大人160人、14歳以下41人)、その他の地域の病院、診療所に104人(大人102人、14歳以下2人)を紹介しました。

305人をもう少し詳しく見ると、治療、入院目的が89人、検査依頼が196人そして手術目的が20人と検査依頼が多くなっているのが分かります。
治療、入院目的の89人のうち中核病院へは70人(大人33人、14歳以下37人)その他の地域の病院、診療所へは19人(大人のみ)を紹介しています。中核病院への子どもの入院依頼(主に肺炎など緊急を要するもの)が多くなっている現状が分かります。

検査依頼では合計196人中、中核病院に114人、その他の地域の病院、診療所が82人となっています。内訳は中核病院への114人中、大人が110人、14歳以下4人と中核病院への検査依頼では大人が多いことが分かります。これは主にコンピューター断層撮影(CT)、MRIなど当クリニックにない検査依頼が多いことが主な理由と思われます。また他の地域の病院、診療所への検査依頼は82人で、大人が80人、14歳以下は2人となっています。大人の検査依頼はほとんどが大腸カメラの依頼です。最近の大腸がんの増加により便潜血検査をする症例が多くなり、そのうち陽性者には大腸カメラをお願いしていることから件数が増えたものと思っています。

最後に当クリニックで見つけた手術症例は2020年度では20人で、内訳はがん症例が12人、ヘルニア3人、痔核(じかく)3人、形成外科2人となっています。がん症例では乳がんが5人、肺がん2人、胃がん2人、大腸がん2人、甲状腺がん1人であり、それぞれ連携病院・医師に紹介し手術していただきました。このように1年に約300例を紹介していますが、これも病診連携がうまくいっているからできることと感謝しています。